成功トレーダーはルールを減らす/失敗トレーダーはルールを増やす

 

トレードが安定しない人ほど、
「ルールを増やせば負けなくなる」と考えがちです。

指標を足し、条件を細かくし、ルールを重ねていく……。

一見すると、慎重で賢い行動に見えます。

 

しかし実際には、
ルールの数そのものが、判断の質を下げているケースが少なくありません。

成功トレーダーは、
ルールを“厳密”にするよりも、“少数精鋭”に保ちます。

この記事では、
なぜ「ルールを減らす人」と「増やす人」で
トレード結果に大きな差が生まれるのかを解説します。

成功トレーダーは「守り切れるルール」だけを残す

成功トレーダーのルールは、驚くほど少ないことがあります。

それは怠慢ではなく、
「守れないルールは、存在しないのと同じ」
と理解しているからです。

ルールを減らすことで、

・判断が速くなる
・迷いが減る
・同じ行動を繰り返せる

という状態を作っているのです。

 

特に重視しているのは、
エントリー条件・損切り条件・やらない条件
といった、行動に直結する部分だけです。

細かい最適化よりも、
「毎回、同じ判断ができるか」を優先します。

その結果、
相場が荒れても、心身が疲れていても、
行動のブレが最小限に抑えられるのです。

失敗トレーダーは「安心のため」にルールを増やす

失敗トレーダーがルールを増やす理由は、
多くの場合「恐怖」や「不安」です。

負けた理由を探し、
「次はこの条件も追加しよう」と考える。

その積み重ねで、
ルールはどんどん複雑になります。

 

しかし実際には、

・条件を満たしているか判断できない
・例外が多くなる
・結局、場中で迷う

という状態に陥りやすくなります。

本人は「慎重にやっている」つもりでも、
判断を先延ばしにする構造
自分で作ってしまっているのです。

なぜルールの数が結果の差になるのか(本質)

本質的な違いは、
「ルールの目的」にあります。

成功トレーダーは、
ルールを判断を省略するための道具として使います。

一方、失敗トレーダーは、
ルールを不安を和らげるための保険として増やします。

 

ルールが増えるほど、

・判断に時間がかかる
・迷いが生じる
・感情が入り込む

という余地が広がります。

結果として、
同じ相場を見ていても、
行動の一貫性に大きな差が生まれるのです。

今日からできる改善ポイント

まずは、ルールを「増やす」のを止めます。

そのうえで、

1. 今のルールの中で
”毎回守れているもの”だけを残す
2. 判断に迷う条件は、一度すべて外す

まずは、上記の2ステップを実行。

そのうえで、
少しずつブラッシュアップしていけばよいです。

ルールは”絶対的な完成形”を目指すものではなく、
「使えるかどうか」で常に取捨選択していくのです。

総括

ルールは多いほど安全、というわけではありません。

むしろ、
少ないルールを、何度も正確に繰り返せるか
その差が、時間とともに結果を分けていきます。

ルールを減らすことは、
甘えではなく、覚悟です。

 

静かに、
自分が守り切れる範囲へ戻す。

それだけで、トレードルールは
驚くほどシンプルに整理されていくのです。

 

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